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渋柿を甘くする方法はある?基本の渋抜き方法や美味しい食べ方をご紹介!

渋柿を甘くする方法はある?基本の渋抜き方法や美味しい食べ方をご紹介!

柿には、大きく分けて甘柿と渋柿の2種類があり、一般的に渋柿は渋みが強く、そのまま食べられることはほとんどありません。しかし、上手に渋抜きすれば渋柿も甘くなり、美味しく食べられるんです◎

この記事では、渋柿の基本の渋抜き方法や、美味しく食べる方法を紹介します。どのご家庭でも手軽に用意できるもので渋柿を簡単に甘くすることができるので、気になる人はぜひお試しください!

渋柿ってどんな柿?

冒頭でお伝えしたように、柿には大きく分けて甘柿と渋柿の2種類があります。甘柿と渋柿は、それぞれ含まれるタンニンの性質が異なるため、口に入れた時の甘味や渋みに違いを感じます。というのも、タンニン自体は渋みを持っているのですが甘柿に含まれるタンニンは不溶性なので唾液に溶けません。

一方、渋柿に含まれるタンニンは水溶性なので唾液に溶け、渋みを感じます。水溶性のタンニンを不溶性に変えるために、渋柿は干し柿などに加工されることが多いのです。

タンニンは粘膜を健康に保つ働きがあり、便秘や軟便の改善にも効果があるといわれています。しかし、タンニンに含まれる収れん作用によって食べすぎると逆に便秘を引き起こす可能性もあります。それに加えて鉄の吸収を妨げる作用もあるため、貧血気味の人や関連性のある薬を服用している人は十分に注意しましょう。

渋柿と甘柿は、どちらも皮の色はオレンジ色ですが、平たい四角をしているのが甘柿、縦長で先が少し尖った形をしているのが渋柿と見分けることができます。

渋柿を甘くする方法は?

渋柿を甘くするには、渋抜きが必要です。「渋抜き」とは、渋柿に含まれるタンニンの性質を変える作業のことで、一般的な方法としてアルコールを使用します。

柿にアルコールを吸収させると、タンニンとアセトアルデヒドが結合し、タンニンが不溶化するので食べた時に渋みを感じなくなります。それでは、具体的なやり方を見ていきましょう!

渋柿の基本の渋抜き方法

材料
  • 渋柿1個
  • 焼酎大さじ3
手順

渋柿の汚れをキッチンペーパーなどで丁寧に拭き取ります。

ボウルに焼酎を入れ、渋柿のヘタを下にして焼酎につけます。(数秒ほどでOK)

渋柿をポリ袋に入れて口を閉じ、そのまま1〜3週間ほど置きます。

渋抜きのポイント

渋柿は、アルコールにつけることで渋みが抜けて甘くなります。ポリ袋に移す際は、ヘタを拭かずに焼酎がしっかりとついた状態をキープしましょう。もし焼酎がない場合は、アルコール度数が30度以上のお酒で代用できます。

また、ポリ袋に入れた後は、風通しが良く直射日光の当たらない場所に置きましょう。常温に置くことで早く渋が抜けますよ。冷蔵庫に入れる場合は、渋が抜けるのが遅くなるため、少し長めに寝かせましょう。

なお、渋柿の大きさによって寝かせる時間は異なります。中程度の大きさで2週間ほどが目安となりますが、1週間ほど経ったら一度味見してみるのもおすすめです。

渋抜きした渋柿は、通常の柿よりも日持ちしないため、好みの甘さになったらできるだけ早く食べるようにしましょう。

その他に渋柿を甘くする方法は?

ここからは、アルコールを使った渋抜き以外で、渋柿を甘くする方法を紹介します。

りんごを使う

渋柿とりんごを一緒の袋に入れて口を閉じ、1週間置いておくだけでりんごエチレンの作用によって驚くほど渋柿が甘くなるんです。目安として渋柿5個に対してりんご1個の割合で試してみてください。とても簡単なやり方ですが、しっかりと口を閉じていないと他の野菜や果物の成熟も早まり傷んでしまうので注意が必要です。

干し柿に加工する

渋柿を甘くする方法として、最も一般的なのが干し柿です。渋柿を消毒して風通しの良い場所で干すだけなので、自宅でも簡単に作ることができますよ。さらに、干し柿は渋柿を乾燥させて作るため、水分が抜けて甘みや栄養がぎゅっと凝縮されています。美味しいだけでなく、冬の健康維持にも役立つ食材なので、ぜひ手作りしてみてください◎

干し柿の栄養や作り方について詳しくは、こちらの記事をチェックしてくださいね!


渋柿は調理しても楽しめる?

渋柿を生で食べたい場合は渋抜きするのがおすすめですが、加熱調理すれば渋抜きなしでも美味しく食べられますよ!ここでは、渋柿を使ったアレンジレシピを紹介します。

かき揚げ

<材料>

  • 渋柿 1個
  • 人参 1/2本
  • 玉ねぎ 小1個
  • ピーマン、ゴボウなど お好みで
  • ☆小麦粉 50~70g
  • ☆冷水 50ml~

<作り方>

  1. 材料を全て千切りにしてボウルに入れる
  2. 小麦粉を入れて全体的に馴染ませる
  3. 衣がトロッとするまで少しずつ冷水を加える
  4. 高温に熱した油でカラッと揚げる

ジャム

<材料>

  • 渋柿(皮を剥いて) 1㎏
  • グラニュー糖 200~250g
  • ブランデー 大3くらい
  • 豆乳(牛乳でも) 大5くらい
  • レーズン ひとにぎり
  • シークワーサー 果汁大5くらい

<作り方>

  1. 渋柿は皮を剥いて角切りにし、グラニュー糖とあえて半日置く
  2. 豆乳とレーズンを①に入れて焦がさないように10分ほど煮る
  3. ブランデーとシークワーサーを加えて1〜2分煮る

渋柿には渋柿ならではの良さがある!

渋柿は、自宅で簡単に甘くすることができるほか、調理しても美味しくいただけます。甘柿とは違う味わいや楽しみ方があるので、食べ比べをしたり用途に合わせて使い分けてみましょう◎

また、この記事で紹介した渋柿を甘くする方法の一つとして、干し柿があります。干し柿は、渋柿本来の甘みや栄養がぎゅっと凝縮され、まるで和菓子のような上品な甘みが特徴です。

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