柿は見た目に違いがなく、どれが美味しいのか分かりにくいですよね。買って食べてみたらハズレだった…そんな経験ありませんか?誰でも甘くて美味しい柿を簡単に選べるようになりたいものです。
今回は美味しい柿の見分け方と上手な保存方法について紹介します!
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完全甘柿
- 富有柿
岐阜県瑞穂市が発祥とされている富有柿は、柿の生産量の約8割を占めています。特徴は、ふっくらと丸みのある四角で皮に光沢があります。とろけるほど柔らかい果肉は、ジューシーです。
収穫時期は10下旬〜12月中旬頃です。そのまま出荷される柿と、冷蔵貯蔵され2月に出荷される柿に分けられます。
- 次郎柿
以前はよく栽培されていましたが、今は全体の3%ほどで愛知県豊橋市が生産地として有名です。
四角い形に側線状の浅い窪みがあるのが特徴です。種はほとんどなく、果汁や酸味が少なく硬めでコリコリとしています。10月下旬〜12月初旬頃まで出荷されます。
不完全甘柿
- 西村早生柿
西村早生柿は滋賀県で偶然発見された柿だと言われています。9月下旬〜10月上旬という最も早く熟す柿として人気の品種です。220gほどの大きさで、丸みがあって表皮は淡い橙色。糖度が15度もありますが、さっぱりとした甘さで果肉も硬めです。ゴマと呼ばれる茶色の斑点が出てきたら食べるベストタイミング!
- 筆柿
筆状の形をしていることからその名がついた筆柿は、主に愛知県で生産され幸田町の特産として全国的に知られています。100gほどの小さめでコクがあり濃厚な甘さが特徴です。
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- 平核無柿(ひらたねなしがき)
渋柿のうち8割を占めている品種で原産は新潟県の柿です。地方によって八珍柿や庄内柿と呼ばれていて、渋抜きした状態で出荷されます。種がない柿で大きさは240gほど。形は偏平で四角、甘みが強くてジューシーな味わいです。10月下旬から12月上旬に出回ります。
- 蜂屋柿
岐阜県美濃加茂市蜂屋町で古くから作られてきた柿です。これを使用した干し柿が堂上蜂屋柿として知られています。先が尖った釣鐘状の形をしており、果肉はオレンジ色。渋抜きして干し柿にしたり、熟し柿として食べます。福島県でもっとも栽培され干し柿の一種、あんぽ柿に使われることが多いです。
柿の品種について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
柿の渋って何?自宅で出来る渋抜き方法と渋柿の種類について | フルーツ山梨通信 | 山梨県産のフルーツ・果物の通販・お取り寄せは産直プライム【JAフルーツ山梨公式】
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柿は秋の味覚?
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先ほど説明した通り、品種によって時期が異なるので一概には言えませんが、柿の旬は9月〜12月ごろです。ハウス栽培されたものなど夏に出回る柿もあります。ほとんどが屋外で収穫される9月頃から店頭に並び始めます。
10月に入ると主要産地における出荷量が増え始め、10〜11月には流通量のピークになります。このように栽培方法や品種の違いにより旬が変わるため、柿を長い期間楽しめます。
美味しい柿の見極めポイント
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張りと色づき
柿は完熟するとムラなく全体が鮮やかなオレンジに色づきます。黄緑色が残っているうちはまだ完熟手前。熟すほどにオレンジ色が濃くなっていくので、硬めが好きな人は明るめのオレンジ色のうちに食べましょう。全体的に皮に張りがあり、しっとりとしているものを選ぶのもポイントです。
重量感
同じ大きさの柿で迷ったら、手で持ってみて重たい方を選びましょう。小玉よりも大玉の柿の方が木に着果している数が少ないので、その分栄養が一つ一つに行き渡っていると考えられます。ずっしりとした重みを感じられる柿が美味しい証拠です!
ヘタの状態
ヘタがしっかりとしていて綺麗なものを選びましょう。それと、ヘタと実の間に隙間がないかどうかも確認してください。ここに隙間があると品質にばらつきがあったり、風味が落ちている可能性があります。
断面
これは食べる直前にならないと分からない部分ですが、半分に切った時に黒ゴマのような斑点があるときは、渋み成分のタンニンが不溶化して果実に溶け出していないので甘い証拠です。ちなみに和歌山県には紀の川柿という、もともと果実が真っ黒な柿も存在しています。
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