◆JAフルーツ山梨のももの評価が高い理由◆
熟れたももは1個ずつ、赤みや熟度を手で確認しながら収穫します。
ももの鮮度を保つため、朝の早い時間に収穫します。
また、有機物を利用した土づくりを推奨し、陽光がたっぷり当たる樹づくり(剪定)のほか、減農薬栽培にも取り組んでいます。
◆JAフルーツ山梨の厳しい選果基準◆
共選所では、糖度・着色・傷・重さなど、あらゆる方向から機械センサーによる検査が入ります。品質に最も優れたものを「特秀」品と位置づけ、JAフルーツ山梨の直送販売サイトでは「特秀品」のみを消費者の元へ発送しています。


われわれがタッグを組んで50年以上。
日本橋で果物の扱い続けてきました。
当時は物流が未発達で、桃は「お持ち帰り専用」としてしか取り扱えなかった時代。そんな頃から、JAフルーツ山梨さんとは長くご縁をいただいています。
産地の皆さんが「日本一の産地になろう!」と熱気をもって桃づくりに取り組まれていた姿を、今でもよく覚えています。
果物は、まさに“水菓子”。
調味料でごまかすことも、加工で演出することもできません。だからこそ、まっすぐ勝負するしかない。
そして日本人は、まず目で果物を味わいます。形・色・香り・味――そのすべてが一級品であってこそ、本当に「美味しい」と感じていただける。
美味しい桃を食べた記憶は、いつまでも心に残るものです。
あるとき、お客様からこう言われたことがあります。
その言葉が、今も忘れられません。
良いものは、正当な価格でご提供する。そして、その対価を生産者にしっかりとお返しする。私たちは、そうした姿勢を大切にしています。
ただ高いだけの品は扱いません。自信のある、本当に良いものだけを扱う。それが、私たちの矜持です。
その中でも、JAフルーツ山梨さん――特に春日居の桃は、自信をもってお届けできる逸品です。
最近は外国人観光客の姿も増えましたが、百貨店・デパートを訪れるお客様の多くが「春日居の桃を」と、指名買いをされていきます。
あの頃の“日本一を目指す”という意気込みが、今ではしっかりと現実になっているのです。
じつは、約30年前に、転機があったのと考えています。
選果機が導入され、糖度センサーによる選別が可能になった頃です。
農業の現場でも効率化は必要で、品質の安定という点でも大きな意義があったと思います。
しかし私たちは、JAフルーツ山梨さんに「あえて、人の目で最終確認をしてほしい」とお願いしました。
先ほども申し上げた通り、果物は味だけではなく、見た目も大切。
箱を開けたときの華やかさ、佇まいの美しさは、機械には出せないものがあります。
当然、面倒なお願いであることは承知していました。
それでも、産地の皆さんはその手間を惜しまず、美意識をもって「これがいい」と選んでくださった。
そうした積み重ねが、いまのブランドの価値を築き上げたのだと思っています。
私たちは、果物がなければ商売になりません。
だからこそ、これからも―― 「これはいい」と心から思える桃 を、産地の皆さんに作り続けていただきたいと願っています。

6月後半から、JAフルーツ山梨さんの桃を中心に、主力として扱っています。
山梨県の桃は品種ごとにブランド力があり、
中でも春日居をはじめとしたJAフルーツ山梨は一番の桃の産地と認識しています。
ブランド力が高い上に、ロットがまとまっていて品質の安定供給ができる点が素晴らしいです。毎年安定した品質と数量を確保してくれるため、非常に信頼しています。
春日居の桃は、大きさ・品格・仕上がり、すべてが段違いです。箱詰めも丁寧で、開けた瞬間に「これは違う」と実感できます。
昔からの基準を守り続けている点に、我々仲卸も信頼を寄せています。
物価高の中でも、品質の高い桃は「売れるものは売れる」。百貨店さんでも、贈答用として非常によく売れており、販売量も落ちていないどころか、増加しています。
見た目の美しさ、品質の高さが理由ですね。
今後は、何よりも、生産者の減少に歯止めをかけ、今の物量と品質を維持してほしいと期待しています。
甲府盆地の東部、笛吹川流域の峡東地域(甲州市・山梨市・笛吹市)は、ももづくりに適した土壌と気候条件がそろっています。 笛吹川とその支流によってもたらされる砂礫質の土は、水はけが良く、ももの栽培に適した中性の土壌です。 さらに、日照時間の長さは全国有数で、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候にも恵まれており、ももの糖度が上がりやすい環境といえます。
峡東地域のももづくりの歴史は江戸時代にまで遡り、長きにわたり市場で高評価を得てきました。 恵まれた栽培条件に甘んじることなく、生産者たちは日夜その技術を磨いています。 特にこだわっているのが、堆肥を利用した土づくりと、太陽光がじゅうぶんに当たるような樹づくりです。 また、ひとつひとつに袋がけをして、雨や病気による傷みを防ぎ、大玉で高品質なももに仕上げています。
鮮度を保つために収穫は朝採りが基本で、
1個ずつ色や熟度を確認しながら収穫します。
共選所では、人の目により傷みや色づきをチェックしたのち、
光センサーですべての実の糖度や色、熟度を測定してランク付けします。
この選果システムが、JAフルーツ山梨のももの品質を担保しているのです。
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