桃の追熟は何日?冷蔵庫に入れる?甘くならない時の対処法や食べ頃の見極め方も解説

桃の追熟は何日?冷蔵庫に入れる?甘くならない時の対処法や食べ頃の見極め方も解説

夏の味覚の代表格といえる果物、桃。せっかくなら、最も美味しい食べ頃のタイミングで味わいたいですよね。しかし、購入してすぐだと、まだ硬く香りも少ない状態だったり、反対に置いているうちに柔らかくなりすぎてしまったりと、「いつ食べるのが正解なのかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

桃を美味しい状態で楽しむために大切なのが、購入後の「追熟」です。今回は、桃の追熟にかかる日数や正しい保存方法、食べ頃を見極めるポイント、硬くて甘くない桃の活用方法まで詳しく紹介します◎

桃は置いておくと甘くなる?追熟と糖度の関係

Q&A 1 / 1


桃は、完熟する少し前の状態で収穫され、市場へ出荷されることが多い果物です。これは、完熟した桃は非常にデリケートで、輸送中に傷みやすいことなどが理由です。

そのため、スーパーなどで購入した桃は、まだ果肉が硬かったり、香りが弱かったりすることがあります。

収穫後に常温で置いておくことで進むのが「追熟」です。追熟とは、収穫後の果物が時間の経過とともに食感や香りなどを変化させ、完熟の状態へ近づいていくことを指します。

追熟させた方が甘く感じるようになりますが、実は追熟しても糖度そのものが大きく上がるわけではありません。主に果肉の柔らかさや果汁量が変化するためといわれています。

桃をより美味しく味わうためには、購入後すぐに食べるのではなく、桃の状態を見ながら追熟させることが重要です。

硬い桃を美味しくする!正しい追熟方法と何日置くかの目安

桃をまだ硬い状態で購入した場合は、適切な環境で追熟させることで、桃らしいやわらかな食感と豊かな香りを楽しめるようになります。

ただ置いておくだけでなく、乾燥や温度変化から桃を守りながら、状態を確認することがポイントです。

追熟に必要な日数の目安

桃の追熟に必要な期間は、一般的に収穫後1〜5日程度が目安です。

ただし、購入した時点でどの程度熟しているかによって、必要な日数は変わります。

例えば、産地直送で届いた桃は収穫から日が浅く、まだ硬い状態の場合があります。一方、スーパーなどで販売されている桃は、流通の過程ですでに少し追熟が進んでいることもあります。

また、桃の品種や収穫時期によっても違いがあります。

特に、夏の終わり頃に出回る晩生種は、果肉がしっかりしていて、食べ頃になるまで時間がかかる場合があります。

追熟期間はあくまで目安として考え、食べ頃のサインが見られるかを確認しながら判断しましょう。

常温保存が基本!乾燥を防ぐ!桃を美味しく保つ追熟の時のコツ

桃の追熟は、基本的に常温保存で行います。冷蔵庫に入れると温度が低くなり、桃の追熟が進みにくくなるため、追熟させたい場合は避けましょう。

追熟するときは、以下のポイントを意識すると桃の状態を保ちやすくなります。

直射日光を避けた涼しい場所に置く

桃は高温になる場所では傷みやすくなります。

風通しがよく、直射日光が当たらない涼しい場所で保管しましょう。夏場で室温が高くなりすぎる場合は、様子をこまめに確認することが大切です。

エアコンの風が直接当たらない場所に置く

エアコンの風が当たる場所は乾燥しやすく、桃の水分が失われる原因になります。

桃は乾燥に弱いため、冷暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。

キッチンペーパーや新聞紙で包む

桃をそのまま置いておくと表面から水分が抜けやすいため、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包むのがおすすめです。

また、桃同士がぶつかると傷みやすいため、重ねずに置くようにしましょう。

冷蔵庫はNG?追熟を遅くしたい場合の保存法

冷蔵庫に入れると追熟のスピードを遅らせることができます。そのため、箱で桃をたくさん購入した場合や、数日後に食べる予定がある場合には冷蔵保存が役立ちます。

ただし、冷蔵庫に長期間入れておくと、桃の香りや食感が落ちてしまうことがあります。

また、りんごやバナナ、メロンなどエチレンを多く放出する果物の近くに置くと、追熟がやや早まる可能性があります。食べ頃を少しでも長く保ちたい場合は、これらの果物とは別に保存すると良いでしょう。

食べる予定や桃の状態に合わせて、常温保存と冷蔵保存を使い分けるのがポイントです。

桃の食べ頃サイン!美味しいタイミングを見極める3つのポイント

ここからは、桃の食べ頃サインについて紹介します。よく熟して食べ頃を迎えた桃には、どんな特徴が表れるのでしょうか?桃はあまり日持ちしない果物なので、この食べ頃サインを見逃すとすぐに味や食感が劣化してしまいます。絶対に見逃したくない、桃の食べ頃サインとはどのようなものなのか具体的に見ていきましょう!

色:お尻の緑色が抜けて白・黄色っぽくなっているか

桃は熟すごとに果皮の色が濃く鮮やかになり、青みや白っぽさが消えていきます。食べ頃を迎えた桃は、全体が鮮やかな紅色に染まり、お尻の部分は緑がかってなく、キレイなクリーム色をしています。このような色味をした桃は完熟している可能性が高いため、まずは1つ食べて甘みや柔らかさを確かめてみましょう◎

柔らかさ:ヘタの反対側(お尻)が少し柔らかくなっているか

桃は、お尻からヘタにかけて順番に熟していきます。そのため桃が十分に熟しているかどうか確かめるには、最後に熟すヘタ周りの柔らかさを確認するのがおすすめです。ヘタ周りの果肉を手で軽く押してみて、柔らかければ食べ頃のサイン◎まだ硬ければ、そこからさらに2〜3日様子をみてください。桃はデリケートな果物なので、強く押してしまうとそこが黒ずみ、傷み始めてしまうので優しく扱うようにしましょう。

香り:桃特有の甘い香りが周囲に漂っているか

桃は完熟すると、甘い香りを強く放つようになります。鼻を近づけないと香りを感じないうちは、未熟な状態です。香りが弱い桃は、常温保存で様子をみてください。また強い香りがしはじめると数日で傷んでしまうので、保管場所から桃の甘い香りが漂ってきたら、できるだけ早く食べきりましょう。

桃の追熟にまつわるよくある疑問とトラブル対処法

桃は追熟によって食べ頃へと近づきますが、思うように熟さなかったり、食べるタイミングに迷ったりすることもあります。ここでは、追熟にまつわるよくある疑問や、硬い桃を買ってしまったときの対処法などを紹介します。

桃を切った後に追熟できる?「硬い」と気づいたら

桃を切ってから「まだ硬かった」と気づいた場合、残念ながら切った状態で追熟させることはできません。カットした桃は傷みやすいため、常温で置いて追熟を待つことができないためです。

しかし、硬い桃でも、甘みや香りがまったくないわけではありません。そのまま食べる場合は、少し酸味のあるシャキッとした食感を楽しめますし、硬い食感を活かして料理やお菓子にアレンジするのもおすすめです。

追熟しても甘くならない時は?硬くて美味しくない桃の救済レシピ

追熟しても思ったように甘くならなかった桃や、切ってから硬いことに気づいた桃も、工夫次第で美味しく食べられます。硬めの食感を活かせるレシピなら、桃の香りや風味を存分に楽しめますよ。ぜひ試してみてください。

桃トースト

材料
  • 食パンまたはバゲット:1枚
  • 桃:1/2個
  • クリームチーズ:適量(約30g)
  • はちみつ:適量
作り方
  1. 桃をよく洗い、皮を剥いて薄切りにする。
  2. 食パンまたはバゲットにクリームチーズを塗る。
  3. スライスした桃をパンの上に並べる。
  4. トースターで2〜5分ほど、パンが好みの焼き加減になるまで焼く。
  5. 仕上げにはちみつをかけて完成。

硬めの桃でも、焼くことで果肉がやわらかくなり、甘みや香りを感じやすくなります。朝食やおやつにぴったりの簡単アレンジです。

桃のカプレーゼ

材料
  • 桃:1個
  • モッツァレラチーズ:1個(約100g)
  • 塩:少々
  • ブラックペッパー:少々
  • オリーブオイル:適量
  • ミントまたはバジル:お好みで
作り方
  1. 桃をよく洗い、皮をむいて食べやすい大きさに切る。
  2. モッツァレラチーズを桃と同じくらいの大きさに切る。
  3. 桃とモッツァレラチーズを交互に盛り付ける。
  4. 塩、ブラックペッパーを振り、オリーブオイルをかける。
  5. お好みでミントやバジルを添えて完成。

桃の甘みとモッツァレラチーズのミルキーな味わいを組み合わせた、夏にぴったりの一品です。塩味を加えることで桃の甘さが引き立ち、硬めの桃でも爽やかに楽しめます。

桃のコンポート

材料
  • 桃:2個
  • 水:300ml
  • グラニュー糖:80g
  • 白ワイン:50ml
  • レモン汁:大さじ1
作り方
  1. 桃は皮の表面をしっかりと洗い、半分に切り、種を取り除く。
  2. 鍋に水、グラニュー糖、白ワイン、レモン汁を入れて火にかける。
  3. 砂糖が溶けたら桃を加え、弱火で10〜15分ほど煮る。
  4. 桃がやわらかくなったら火を止め、煮汁ごと冷ます。
  5. 粗熱が取れたら桃を取り出して皮を剥き、煮汁ごと冷蔵庫で冷やして完成。

桃を砂糖や白ワインで煮ることで、硬い桃でもやわらかく上品な味わいに仕上がります。

そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやアイス、焼き菓子のトッピングにも活用できます。

硬いけど完熟してる?品種によっても異なる桃の硬さ

「桃が硬いから、まだ食べ頃ではない」と思ってしまうことがありますが、実は桃の硬さは品種によっても大きく異なります。

桃には、完熟するととろけるように柔らかくなる品種だけでなく、熟しても歯ごたえが残るタイプもあります。

代表的な特徴は以下の通りです。

柔らかくなりやすい桃の品種
  • 白鳳(はくほう)
  • 日川白鳳(ひかわはくほう)
  • まさひめ

果汁が多く、完熟するとやわらかくジューシーな食感になります。

硬さが特徴の桃の品種
  • まどか
  • なつっこ
  • おどろき

熟しても果肉がしっかりしており、シャキッとした食感を楽しめる品種です。

品種による特徴も考慮しながら、色や香り、触った感触を合わせて食べ頃を判断するとよいでしょう。

桃の品種についてさらに知りたい方はこちらの記事もおすすめです。


JAフルーツ山梨は、日本屈指の桃の産地として知られ、硬い品種から柔らかい品種まで幅広く栽培しています。旬の時期には、それぞれの最も美味しいタイミングで、甘みと果汁たっぷりの桃をお届けします。気になる人は、ぜひJAフルーツ山梨の公式サイトよりお取り寄せください◎


追熟した後の桃はどう保存する?

追熟によって食べ頃を迎えた桃は、完熟して傷みやすい状態でもあります。

完熟した桃の美味しい期間は短いため、気づいたときには柔らかくなりすぎてしまうこともあります。

食べ頃の桃を逃さないために、追熟後の保存方法も確認しておきましょう。

完熟した桃は冷蔵庫へ!

完熟した桃は、冷蔵庫で保存することで傷むスピードを抑えられます。

ただし、桃は冷やしすぎると食べた際に香りが弱く感じられることがあります。美味しく食べるなら、食べる1〜2時間ほど前だけ冷蔵庫で冷やす方法がおすすめです。

もし傷みが心配な場合は、食べ頃を迎えた時点で冷蔵庫に入れて保存し、食べる少し前に取り出して常温に戻すと、桃の香りを感じやすくなります。

完熟した桃は長期間保存できないため、冷蔵保存した場合でも早めに食べ切るようにしましょう。

食べきれない桃は冷凍保存もおすすめ

完熟してからすぐに食べきれない場合、冷凍するのもおすすめです。やり方は、桃の皮と種を取り除き食べやすい大きさにカットし、保存袋に平らになるように入れて冷凍庫で保管するだけ◎冷凍保存すれば約1カ月程度日持ちさせることができ、半解凍にしてシャーベットのような味わいを楽しんだり、アイスドリンクに氷代わりに使ったりと色々活用できますよ。

また冷凍保存以外には、ジャムやコンポートに加工して日持ちさせる方法もあります。種を取り除いてカットした桃を、砂糖と一緒に煮込むだけの簡単調理で手軽に作れますし、瓶詰めにすれば冷蔵庫で2~3カ月程度は保存できますよ。

まとめ|正しい追熟方法で桃を一番美味しい瞬間に楽しもう

果物にはそれぞれ最も美味しい状態で食べられる”食べ頃”があり、見分けられるようになると美味しさを最大限に引き出すことができます。店頭に並んでいる桃は完熟前に収穫されていることが多いため、購入後まだ未熟だと感じる場合は、ぜひ食べ頃になるまで追熟してから食べてみてください。桃の季節には、今回紹介したポイントを参考に、食べ頃を迎えた”1番美味しい桃”を存分に味わってくださいね◎

JAフルーツ山梨では、甘くてみずみずしい桃を旬の時期に合わせてお届けしています。生産量日本一を誇る山梨県産の桃は、豊かな自然と昼夜の寒暖差の中でじっくりと栄養を蓄え、1個1個に甘みが詰まっています。産地自慢の高品質な桃を逃さずゲットしたい人は、ぜひJAフルーツ山梨の公式サイトをチェックしてくださいね!


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