美容や健康に効果があるとして、近年注目されているフルーツビネガー（果実酢）ですが、リンゴ酢やザクロ酢の他に柿酢と呼ばれる果実酢があることをご存じですか？柿酢は果実酢の中でも栄養価が高く、さまざまな活用法があるのでとても使いやすいんです。
今回はそんな柿酢の栄養素やおすすめの使い方を紹介します。
柿酢ってどんなお酢？
柿酢とは文字通り柿を原料としたお酢のことです。柿自体を発行させ醸造したり、柿をそのまま酢に浸けたりして作られます。柿由来の栄養とお酢由来の栄養を一緒に得られ、栄養価が高い食品として人気が高まっています。最近では市販の商品もたくさん販売されているので、好みや用途に合わせて選べるようになりました。
柿酢を自宅でも簡単に手作りすることもできます。
柿酢には柿由来の栄養と、お酢由来の栄養の両方が一緒に摂れるのでとても高い栄養素が期待できるとして注目を集めています。最近では市販の商品もたくさん出ているので好みや用途に合わせて選びやすくなっているようです。そして実は柿酢を自宅で簡単に手作りすることもできるんです！
柿酢の作り方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
こんなにも健康効果が豊富！
心臓病予防
渋柿から作られた柿酢には抗酸化作用のあるポリフェノール、タンニンが豊富に含まれています。癌や心臓病の予防に効果的であると言われています。
血圧を下げる
柿酢に含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出してくれるので、塩分過多が原因で引き起こされる高血圧の予防に効果があります。それと同時に血液をサラサラにしてくれる働きも期待できます。柿酢に含まれるカリウムの量は黒酢の3倍、米酢の10倍以上とも言われており、柿酢がもたらす血圧低下の効果は明らかになっています。
疲労回復
オルニチンが肝臓の働きを助け負担を減らすので、疲労の自覚症状を軽減させてくれると言われています。さらにストレスに強い体作りに役立つGABAが神経の興奮を抑え、イライラや不安症状を鎮めてくれる効果も期待できます。
二日酔い予防
柿に含まれるシブオール（タンニン）とカタラーゼは、二日酔いの元であるアセトアルデヒトと結合し体外へ排出し、アセトアルデヒトの分解を促進することがわかっています。また、柿酢のクエン酸は弱った胃を保護する働きがあります。それぞれの相乗効果によって二日酔い予防の威力を発揮してくれるのです。
アンチエイジング
柿にはビタミンCやβカロチン、βクリプトキサンチン、タンニンなど抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は活性酸素を除去する働きがあり、体が錆びる原因を取り除いてくれる優秀な栄養素です。さらに柿に含まれるペクチンには整腸作用があり、腸内環境が整うことでもアンチエイジング効果が得られます。
柿酢はどんな味？
柿酢の魅力がわかってくると、次に気になるのは味ですよね！柿酢は意外とまろやかでクセがないんです。しっかりとお酢の酸味は感じられつつも、米酢に比べるとツンとこない柔らかい味です。それに加えて芳醇な香りも味わえるので、お酢の中でも使いやすく、風味豊かな果実酢です。
おすすめの使い方
調味料として
酢の物や酢漬けなど、通常のお酢の代わりに使用するのはもちろん、醤油や味噌などの発酵調味料にプラスすると深みが増して旨味がグンとUPします。さらにお肉やお魚、炒め物などと相性が良く、仕上げにトッピングすることでコクが出て味がまろやかになります。そのほかにも納豆やお刺身、焼肉のタレとして活用するのもおすすめです！スプレーボトルに入れると均一に吹きかかるので、”ちょいがけ”に便利です。
ドリンクとして
紅茶に柿酢を入れると、レモンティーのような味わいを楽しむことができます。豆乳や牛乳と合わせるとヨーグルト風に味が変化します。一見ミスマッチな組み合わせですが、意外と相性抜群です。蜂蜜をかけるとより一層美味しく召し上がれますので、ぜひお試しください。甘酒や炭酸、お酒で割るのもおすすめです。
必ず適量を守ろう
酢酸は摂り過ぎると胃腸内を荒らしてしまい、炎症を引き起こしやすくなることもあります。1日15ml程度の量を毎日摂取することで、柿酢の豊富な栄養素を取り入れられます。1回で大量に飲むのではなく、長く継続して摂取することを意識してみてください。また、胃腸の弱い人や胃酸を抑える薬を服用している人は、豆乳や牛乳などのタンパク質と一緒に摂りましょう。
使い勝手抜群の柿酢を使いこなして健康維持に努めよう！
柿酢は他のお酢と比べて、クセがなくまろやかなので料理やドリンクにも幅広く活用できる万能調味料と言えます。お酢のツンとした香りが苦手な人でも使いやすい味わいなので、毎日継続して摂取しやすい健康アイテムですよ！柿酢を上手に使いこなして食の質を上げていきましょう！
